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展示内容ご紹介

■本館

●縄文杉「いのちの枝」

縄文杉の枝をこんなに間近で観察できます!

現在確認されている最大の屋久杉である縄文杉、その大枝(長さ5m、重さ1.2t、枝の年齢およそ1000年)が縄文杉「いのちの枝」です。枝とは思えないほど大きく、直接触れることもできます。
2005(平成17)年に大雪の重さで折れた縄文杉の枝は、数千年を生きる巨木の生命力と森の成り立ちを知る手がかりとして屋久杉自然館に保存展示されています。
縄文杉の大きさが実感できるだけでなく、縄文杉といのちの枝にまつわる情報も集まっています。

縄文杉情報エリア:縄文杉の歴史年表、顕微鏡観察、クイズ、情報ファイルなどがあります。
触ってみよう
パネル展示
縄文杉情報エリア
いのちの枝は1000歳
縄文杉へ行く前に知っておきたい
いのちの枝の球果と種子

●屋久杉探検館

屋久杉の森は手つかずの秘境ではありません。500年余り前から屋久島の人々は巨木を倒して利用し、暮らしてきたのです。そこには、たくみな森林の生態と人々のかかわりが秘められています。

年輪を数えてみよう!

●1660歳の屋久杉の年輪を実際に数えてみよう!

杉は日本の固有植物といわれるスギ科のスギで、屋久島の山地に自生しているスギを屋久杉と呼んでいます。
輪切りにした円板の年輪は1,660本あります。中心部は直径37cmほどで500本も年輪があり、たいへん成長が遅いことがわかります。成長の遅い屋久杉は材質が緻密で樹脂分が多く、腐りにくいので長命だと考えられています。

持ち上げてみることができる人気展示

●屋久杉伐採の大型チェーンソーを体感!

昭和31年に屋久島に導入された全長約2m、重さ約20kgのチェーンソーです。機械化による大量伐採の歴史をつくった貴重な資料です。その重さを体験できる人気のコーナーです。

屋久杉の平木を再現

●年貢として納められた屋久杉の平木を再現!

平木は屋久杉を加工した短冊形の屋根材で、江戸時代に大量につくられました。人々の暮らしを支えるとともに、年貢として納められる重要な産物でした。 まっすぐな屋久杉を倒し、刃物で小割にして平木をつくり、人の背で里地まで下ろしたのです。伐採跡の日当たりのよい場所には小杉とよばれる若い屋久杉が順調に育ちました。
現在見ることができる屋久杉の多くは、加工に不適として切り残された異形の巨木と、伐採跡に育った江戸時代生まれの小杉の大群です。

屋久島の森のあゆみ展示パネル

●屋久杉と屋久島の森のあゆみがわかります。

江戸時代の抜き切りの跡には小杉が誕生して、森が再生しました。その後大量伐採を経て、生態系を生かした林業の時代を迎えています。

実際に使われていた山樵具

●実際に使われた山樵具

江戸時代から伝わる山師(樵)の道具は多種多様です。九州各地と同様、おもに土佐の刃物が使われました。

丸太で比べる各地の杉

●丸太で比べる各地の杉

同じ太さでも樹齢はそれぞれ違います。年輪を比べると、屋久杉は栄養の乏しい花崗岩の山に育つので、成長がたいへん遅いことがわかります。

屋久島森と人の物語

●屋久島 森と人の物語

林業最盛期の昭和30年代から屋久杉土埋木を中心とした現在に至るまでの林業の歴史をわかりやすく紹介しています。
映像】屋久島 森と人の物語

丸太で比べる各地の杉

●持って較べてみよう!

様々な樹木、見た目は同じ大きさでも、種類によって重さが違います。屋久杉の重さはどのくらい?

屋久島の木材

●屋久島情報ボックス

「日本巨木めぐり」・「屋久杉・巨樹 著名木」・「おばあちゃんクイズ」は子どもから大人まで大人気!

屋久杉を使った民具

●暮らしに生きる屋久杉

木目にそって割った屋久杉板を組み合わせ、かつてトビウオを入れたという桶をつくります。
映像】暮らしに生きる屋久杉-桶をつくる-

●屋久島の地理

屋久島の地図と地形模型
屋久島の地質と岩石

九州最高峰1,936mの宮之浦岳がそびえる屋久島は、周囲約130km、面積約500k㎡の9割が森林という洋上の山塊です。およそ1,550万年前、マグマから生まれた花崗岩の塊が、海底の堆積岩を押し上げて姿を現したのが屋久島です。

●オリエンテーションVTR

オリエンテーションVTR

映像】「屋久島 自然と暮らし」22分
様々な表情を見せる大自然、そして観光では目にする機会の少ない伝統文化や産業を美しい映像でご覧いただけます。

放映映像はミュージアムショップで販売もしております。

●屋久島 小さな玉手箱

実物大ぬいぐるみ

屋久島のいきもののあかちゃん実物大ぬいぐるみ

ヤクシマザル、ヤクシカ、ウミガメの、大きさと重さもほんものに忠実な、かわいいあかちゃんぬいぐるみです。

屋久島ライブラリー

屋久島のいきものや自然に関する本、いろいろなジャンルの図鑑など、貴重な屋久島林業史「柿木文庫」も含む、大人から子どもまで楽しめるライブラリー。屋久島の逸品を紹介する棚や隠し扉があり、玉手箱を開けるようなわくわく感があります。

やくしま空中散歩

PCゲーム機の感覚で屋久島を空からナビゲートする人気コーナーです。

実物大ぬいぐるみ
やくしま空中散歩
屋久島小さな玉手箱コーナー

●わくわく体験コーナー

削って香る屋久杉数えてみよう!年輪 (正解者にはちょこっとプレゼント)、 木目deパズル (おとなもこどもも夢中)、 その他豆知識コーナーもあります。

屋久杉のかおりをかいでみよう!
細かい年輪を虫眼鏡で数えよう!
杉の木目のパズルに挑戦!

●専門展示室

専門展示室

屋久杉の利用をすすめた聖人・泊如竹のビデオ絵物語や林政史年表、CGによるウイルソン杉再現などを手がかりに、屋久杉利用の歴史を様々な角度から学ぶことができます。
●【映像】ウイルソン株再現CG
●泊如竹【映像】泊如竹絵物語

●自然パノラマ館

自然パノラマ館

サンゴ礁とガジュマルの里地から雪と氷の山頂まで、気候にしたがって植生の変化が見られる屋久島には、南北に長い日本列島の自然がつめこまれています。
垂直分布のジオラマ展開によって屋久杉を含む森林植生を紹介しています。
時期により「あなたが選ぶ屋久島・口永良部島写真コンテスト」の会場としてもにぎわいます。

●1Fギャラリー

屋久杉の木組みを楽しめるギャラリーには屋久杉のテーブルを囲むラウンジが配置されています。

●縄文杉実寸大タペストリー

●縄文杉実寸大タペストリー

縄文杉実寸大のタペストリー、その大きさと迫力が実感できます。
記念撮影スポットです。

●特別展

●特別展

学芸事業の成果を発表する特別展を行っています。年に一度展示入れ替えを行っています。

>ただいま特別展開催中(詳しくはこちら)

紀元杉の枝

●紀元杉の枝

安全のため2012年4月に切り離された最上部の枝を公開!

●時を刻む 美しき杢目 ~屋久杉工芸

●時を刻む 美しき杢目 ~屋久杉工芸~

現在の屋久杉利用の中心となる土埋木を活かした屋久杉工芸品。泡瘤(あわこぶ)や虎杢(とらもく)など美しい杢目の工芸品を展示しています。

●シアタールーム ~映像で見る小杉谷・石塚~

1924(大正13)年、安房川上流に誕生した小杉谷の伐採基地には学校もあり、最盛期には500人も暮らしていました。そして1970(昭和45)年、国有林事業の縮小とともに半世紀の歴史を閉じました。
迫力の伐採シーン、トロッコによる搬出、山の暮らしなど、「新日本紀行」等の作品(NHK)をもとに制作した貴重な映像をシアターで上映しています。
映像】(22分・常時上映)

■別館

展示室

●展示室

つくば博(’85)に出展した巨大根株(高さ5m、重さ8t)には、江戸時代の斧の跡が階段状に残っています。その大きさは一見の価値あり!

庭園

●庭園

木々に囲まれた芝生と池の庭園でおくつろぎいただけます。お天気の日にはお弁当を広げるのに最高です。

クラフト室

●クラフト室

屋久島のいろいろな木を使ったオリジナルクラフトを制作しています。屋久杉自然館ミュージアムショップで販売しています。クラフト室の見学はできません。

■野外

屋久杉を使った民具

●宇宙ヤクスギ

平成12年2月12日 毛利宇宙飛行士と宇宙を飛んだヤクスギの種から育った杉。NASAの証明書付き。

丸太で比べる各地の杉

●旧天柱橋

かつてヤクスギランドの荒川に架けられていた橋の一部。倒れた巨大な屋久杉がそのまま橋として利用されていたが、豪雨により流されてしまったもの。

屋久島の木材

●トロッコ・ディーゼル機関車

屋久杉はもちろん、生活物資の運搬や住民の足としても利用されていました。
記念撮影スポットです。