屋久島は1993年、白神山地とともに自然遺産として日本ではじめて世界遺産登録リストに登録されました。
屋久島の遺産登録地は島全体の約20%にあたる、10,747haです。原生自然環境保全地域と、国立公園の特別保護地区及び第一種特別地域にほぼ重なる範囲です。また、そのほとんどが国有林の森林生態系保護地域の保存地区でもあり、明治以降は伐採されていない地域です。
遺産登録にかかわる国際自然保護連合(IUCN)の屋久島の調査報告では、世界遺産の登録基準を満たす要件として次のような点が評価されています。
世界遺産登録地(自然遺産) | 10,747ha |
---|---|
特別天然記念物(地域) | 2,900ha |
国立公園*(陸域面積) (海域面積) (合計面積) (海域公園地区) | 24,566ha 7,987ha 32,553ha 170.9ha |
原生自然環境保全地域 | 1,219ha |
森林生態系保護地域保存地区 保全利用地区 | 9,600ha 5,585ha |